過熱水蒸気とは？
過熱水蒸気とは100℃で蒸発した飽和水蒸気を常圧のまま、さらに高温度に加熱した無色透明のH2Oガスのことを言います。
最近、スチームレンジなどで話題となったエネルギー、過熱水蒸気は様々な場面で活躍しています。
最近、スチームレンジなどで話題となったエネルギー、過熱水蒸気は様々な場面で活躍しています。
食品加工
解凍／焼成／解凍同時焼成／加熱／殺菌／蒸し／乾燥／焙煎
廃棄物処理
ダイオキシン分解／乾燥による減容・炭化
金属加工
金属焼入れ／焼きなまし／脱脂洗浄
半導体プロセス
半導体のレジスト除去や薬液洗浄
過熱水蒸気の主な特長
1 | 高い熱伝達特性。 |
2 | 加熱過程では、凝縮水が表面についた後、乾燥から焼き過程に入る。 |
3 | 酸素濃度が低い。 |
過熱水蒸気の応用分野
分野 | 利用特性 | 応用例 |
食品加工 | 高熱伝達・乾燥・低酸素濃度 | 解凍／焼成／解凍同時焼成／加熱殺菌／蒸し／乾燥／焙煎 |
廃棄物処理 | 低酸素濃度・乾燥・高活性 | ダイオキシン分解／乾燥による減容・炭化 |
金属加工 | 高熱伝達・低酸素濃度・洗浄 | 金属焼入れ／焼きなまし／脱脂洗浄 |
半導体プロセス | 洗浄（水粒子の浸透） | 半導体のレジスト除去や薬液洗浄 |
過熱水蒸気製品例
過熱水蒸気循環式焼成機ノア・ロースター
常圧の元で飽和水蒸気温度100℃を更に再加熱した過熱水蒸気を利用したノア・ロースター。ボイラー会社だから実現できたパワフルでローコストな食品用焼成機です。過熱水蒸気は蒸気の潜熱（気化熱）と加熱の顕熱（物体昇温熱）からなり、凝縮伝熱と対流伝熱がミックスした気体で伝熱速度が極めて早いのが特徴です。
●供給可能最高温度：約300℃
●供給可能最高温度：約300℃
※協力会社：㈱いまばやし
過熱水蒸気処理装置
ジョンソンボイラ独自の技術で過熱水蒸気が持っている高い伝熱性を効率よく活用し、油汚染土壌を安全かつ高効率で処理します。水蒸気を過熱し、500℃の過熱水蒸気を発生させ、炉内に噴射し攪拌接触することで蒸留させ高分子等も回収します。